知っていますか?雨漏りのこと
屋根工事を検討される一番のきっかけといえば
雨漏りではないでしょうか?
雨漏りは放置すると、お家の内部の腐食を
進行させてしまいます。
実際に工事をする前に、まずは雨漏りについて
知ってみませんか?
そもそも雨漏りとは?
雨漏りとは、屋根や外壁にできた穴などの意図しない場所から建物内部に雨水が侵入することを言います。雨漏りは、単に壁や天井にシミができるといった美観だけの問題ではありません。外部から侵入した雨水は、天井裏の腐食や壁内部のカビなど、お家の内部に深刻なダメージをもたらします。また、雨漏りが発生しても、すぐに壁や天井のシミとして現れるわけではありません。気が付いていないだけで実は以前から雨漏りが続いており、それが何か月もたってから室内に侵入してきたというケースも多いのです。何か月も前から雨漏りが続いていたので、天井裏や壁内部は酷い状態になっていることもあるのです。
雨漏りは何故起きる?
雨漏りといえば屋根に穴が開いて発生するとイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には雨漏りは多種多様な要因により引き起こされます。よくある雨漏りの原因をご紹介します。
屋根材の劣化
お住まいの中で最も雨風や紫外線を受ける箇所が屋根。その分屋根材は劣化しやすく、表面に塗られた防水塗料の剥がれ、屋根材の割れや欠け、スレート屋根の浮きなどが発生することにより、雨漏りが引き起こされます。定期的な点検や、塗装などのメンテナンスを行いましょう。
棟板金の釘浮き
スレート屋根などの頂点にある棟板金が日中に熱膨張・夜間に収縮を繰り返すことにより、固定のためのクギやビスが緩み、その隙間から雨水が侵入することがあります。また、これを放っておくと棟板金自体が浮いてしまったり、強風によって飛ばされてしまうことも。
漆喰の剥がれによる棟の崩れ
瓦屋根の棟は土を土台にして積まれており、表面に漆喰を塗ることで土が流されないようにする土留めの役割を果たしています。この漆喰が剥がれてしまうことで、中の土が雨で流されてしまうため、棟が崩れる原因となります。その結果、雨漏りが発生します。
瓦のズレ・割れ
強風や経年劣化などにより瓦がズレたり割れたりすると、その隙間から雨水が侵入することがあります。瓦の下には防水シートがあるため、すぐに雨漏りが発生することはありませんが、防水シートの劣化が進んでいる場合には雨漏りの原因となります。
天窓の劣化
天窓は屋根に屋根材ではないものを取り付けているため、雨漏りリスクが非常に高くなります。天窓本体やシーリング部分などの経年劣化により雨漏りが引き起こされるため、ヤネヨシでは撤去をおすすめしています。
雨漏りの調査方法
雨漏りを引き起こす要因は様々ですが、経験豊富な屋根職人は以下のポイントを順番に目視することで、雨漏り箇所と原因を95%特定させることができます。
また、雨漏り箇所と原因を調べるのに必要な時間は10分~30分ほどです。時間が掛かったり、大げさな機材を使用することはありません。
1.天井雨染診断
2.軒下雨染診断
3.屋根診断
4.屋根裏診断
散水診断
雨漏り箇所と原因が目視では判断できない場合、散水診断を行うこともあります。
雨水の侵入が疑われる箇所へ水をまくことで雨漏りを再現し、雨水の侵入経路を特定する方法。
屋根以外からの雨漏り
雨水の侵入経路は屋根だけだと思っていませんか?実は、屋根以外の場所が雨漏りの原因であることも珍しくありません。
外壁からの雨漏り
外壁にできたクラック(亀裂)や、壁材のサイディングの剥がれや反りがあると、そこから雨水が壁内部に侵入することがあります。外壁からの雨漏りは室内からは分かりづらく、気が付いた時には壁内部の腐食が進行していることも。手遅れになる前に点検・メンテナンスを行いましょう。
ベランダや屋上からの雨漏り
ベランダや屋上は平面のため水が溜まりやすい構造をしており、排水不良による劣化が発生することがあります。また、頑丈そうに見えますが防水層は薄いため、植木鉢を落とすなどの衝撃により傷ついてしまいます。表面が傷つくと、そこから雨漏りに繋がることもあります。